梅雨
【つゆ】毎年同じ時期に来ると分かっていても、毎年「今年は特にひどい」と感じさせる、人の記憶をリセットする機能を持つ季節現象。
解説
梅雨の不快さは湿度にある。気温より湿度が体感に直結するため、30度でも乾燥していれば過ごしやすく、25度でも湿度90%では息苦しい。それでも梅雨が終わると「あの緑の匂い、悪くなかったな」と思うから不思議だ。雨の日の紫陽花、傘の柄がぶつかる通勤路——嫌だったはずの記憶が、真夏の暑さの中では少し懐かしくなる。
用例
朝から降っていた雨が昼には上がり、傘を持って出た自分をちょっと恨んだ。ところがその夕方にまた降った。