夏休み
【なつやすみ】子供のころは永遠のように感じ、大人になると夢として語られる、実際の長さと記憶の長さが最も乖離した時間の単位。
解説
夏休みへの郷愁は「自由だった」という感覚に基づいているが、実際には宿題・プール・帰省・猛暑という構造があった。それでも「何もしなくていい時間」の総量は確かに多く、その空白が今になって輝いて見える。大人の夏休みが5日でも「贅沢だ」と感じるのは、時間の希少性が変わったからだ。子供の時間は無限で価値がなく、大人の時間は有限で価値がある——梅雨明けのたびにそれを思い知る。
用例
夏休みの最終日、宿題が3割残っていた。あの緊張感をもう一度味わいたいとは思わないが、なぜか懐かしい。