通勤
【つうきん】目的地が決まっていて、時刻が決まっていて、ルートも決まっているのに、毎回何かが違う気がする奇妙な移動形態。
解説
通勤は目的地があるという点で旅行と似ているが、景色を楽しむことが許されない点で大きく異なる。電車内では全員が同じ方向を向き、同じ時刻に同じ場所を目指しながら、互いの存在を認識しないという高度な社会的合意が成立している。通勤時間中に読んだ本は後で内容を思い出せないが、乗り換えの手順は体が覚えている。これを「通勤学習」と呼ぶ人はいない。
用例
乗り換え案内を開かなくても体が乗り換えをこなす一方で、同じ路線で読んだ本の内容は翌日には霧散していた。