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お土産

おみやげ

旅先での「誰かへの気持ち」が物体化したもの。渡す相手を想像しながら選ぶ時間が、旅の記憶の一部として残ることが多い。

解説

お土産を選ぶ難しさは、相手の好みと自分の記憶と品物の実物を同時に照合する作業にある。「これ、喜ぶかな」という問いに正解はなく、渡した後に「ちょうどよかった」と言われることが最大の報酬だ。職場へのお土産は「個数の確認」という独自の緊張感を持ち、一個足りると後悔し、三個余っても後悔する。定番品が選ばれ続けるのは、外れにくいからではなく、失敗したくない気持ちの表れである。

用例

旅先で30分かけて選んだお土産を、翌日の自分が新幹線の荷物棚に置き忘れた。記憶だけが旅から帰ってきた。

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